好きなら続けられる

まきパン

2011年09月02日 22:45

僕は中学以降
怪我の多い野球人生でした

肩・肘・手首・指・腰・膝・足首・指
あと股関節でも外れれば
グランドスラムですね(笑

まあ怪我をしないように指導するのが
やっぱり指導者の役割ですが
障害や外傷はつきものと言ってもいいでしょう


僕は中学2年の時
右肘の剥離骨折で医者から
『もう野球はできない』と言われました

で・・・父親があらゆる方面で
治療に通わせてくれて
気づいてみれば治ってた
そんな感じでしたね

高校二年の秋
キャッチャーで人差し指を
複雑骨折しました
今でも第1関節は曲がりません

この時は次の日から
左投げを練習しましたね
『夏に間に合うように』 と

それとこの時期はメチャクチャ走りました
僕はキャプテンでしたから
ピッチャーがふがいない投球をして
『走って帰れ!』と監督に言われたら
僕も一緒に走りました

今思えば
この時期 そんなに悪くなかったですね

大学入学前
トレーニングで腰を痛めました
この時はどうにもならなかったけど
この時は応援・手伝いを率先してやりました

そのおかげで面倒をみてくれる先輩もいました
誰1人知り合いのいない強豪の大学へ
今考えると 逆によかったのかも知れません


その後 働き始めてしばらく
一念発起 鳥取へのトレーニング修行
誰1人知り合いのいない土地での
肉離れ それが治ってからの腰痛

当時は絶望的でしたが
今思えば それがあったから今がある
現在のソフトボール監督まではたどり着いてない
そういう風に思います


何が言いたいかというと
怪我は野球・ソフトを辞める理由にはならない
ということです

そして怪我=休むではないということです

右でダメなら左で投げる
片腕のメジャーリーガーだっていました
義足の世界陸上の選手もいます


大人気漫画 『メジャー』 の茂野吾郎も
右肩を壊して でも左投げでメジャーリーガーに
現実の世界でも
ソフトバンクの松中選手は
もともと右投げです


僕には医学的知識はありません
医者が大丈夫というなら
だいたい大丈夫だと思います

最近は小学生でも
病院・整体・マッサージなどに
通う選手も増えているそうですが

ほとんどは診断をしてもらうだけ
『じゃあ何ができますか?』
『どんなトレーニングすればいいですか?』

親を含めこういう質問はしてるでしょうか

相手は身体のプロです
何も聞かないのは損です

『もっと腹筋背筋をやりましょう』
『運動が終わったらストレッチしましょう』
『投げたらアイシングしましょう』



何も聞かなければ
こうやって曖昧に
当たり障りのないことをいうでしょう

でも真剣に質問すれば
向こうもプロとしてのプライドがあるでしょう
細かいことを教えてくれるでしょうし
わからないことは調べたり
専門家を紹介してくれると思います

治療にしてもなんにしても
お金を払って人任せ
これでは痛くなったら治療すればいい
そんな感覚に小学生のウチからなってしまう

これはよくない

それだったら
同じお金を払って
怪我をしないような努力をした方がいい

もしそういう施設に通うのならば
治療というより確認 や
新たな知識を得る場所

というように使えばなお理想的
プロのアスリートなんかは
そういう風に使っていると思います

イチローも初動負荷トレーニング
という特別なトレーニングをやっていますが
自分でどんどんアレンジして
自分の感覚に合わせて
その理論 トレーニングを使ってる

僕は鳥取にこのトレーニングをやりに行ったんですが
ただコレをやるだけではイチローにはなれません

そのトレーニングや理論に頼るのではなく
それを上手く使う

そういう感覚じゃないと意味がない
実際僕はそんなに効果がなかったですしね

これをやりさえすれば上手くいく
考えが甘かったんです



様々な障害・外傷
わりと大人が単純に大げさにしてしまう
そんなケースが多いような気がします

答えはもっと単純であり
そして野球人生・ソフト人生
大きくみて考えた方がいいと思う


右肩を故障した
だったら左で投げればいい
簡単に考えることです

右肩が治った時
長い野球人生を考えれば
その時期の左投げが大きく生きる場合もあります

左腕が利き腕のように器用になれば
投げる際のグローブ側の腕のコントロール
捕球技術のアップ 役に立ちます
実際ウチの練習では左投げも入れますし


僕は下手だったし 故障も多かった
だけど上手い選手が野球・ソフトから離れていく中
現在こうやって指導者として続けられている

故障さえなかったらプロ野球にもいけた

この言葉は嫌いです
こういう選手は結局ここまでの選手
怪我がなくても多分何らかの理由で辞めてます

怪我したってど下手くそだって
好きならずっと続けられるんです
僕は死ぬまでやろうと思ってます

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