長谷部　誠

今やサッカー日本代表の
キャプテンとなった彼も
藤枝東に入った頃は
監督曰く「並」の選手

努力に努力を重ねて
三年生の時にはレギュラー

選手権準優勝という
素晴らしい成績を残す

しかし個人的に
目立つ存在ではない

そんな長谷部選手
ある時、浦和レッズの
スカウトの目に留まる

彼の正確なプレーが
魅力だったという

本人曰く

静岡には自分より
良い選手がいくらでもいた
監督をはじめ、
周りにしてみたら「まさか」

当の本人が１番「まさか」だったという

まさかのプロ入りのチャンスに
胸躍る高校生の長谷部

しかし大学進学→地元に就職
を望む両親
その狭間で悩む長谷部

周りはみんな反対
(Jリーグって最初給料はかなりやすいみたい)
だけどプロでやりたい

まだ高校生
なかなか決断できない長谷部は
おじいちゃんに相談する

「人生は一度きり
男なら思い切って
勝負するときが
あっても良いと思う」


その言葉にプロ入りを決断する
その「並」の選手が
今や日本代表のキャプテン

長谷部がゴールした時、空を指差す

その指先はプロ入りしてすぐ亡くなった
天国のおじいちゃんに向けられている