梵人のススメ

わからないことがあったら質問しなさい
わからないままやっても意味がない

僕は常々よく言うんですが

『ああ！！？？』とか
『そんなの自分で考えろ！！』とか
『さっき言っただろ！！』とか答えるときがあります

矛盾してますよね
質問しろって言ってるのに
それを否定してるんです

聞きにくい環境なんですね

ちゃんと理解するまで
やさしく説明してくれる
ニコニコしながらこうだよと教えてくれる

これは聞きやすい環境です


どちらがいいんでしょうね


僕はどちらも大事だと思ってます

聞きやすい環境では
聞きたいことは質問できるでしょう
ただ頭に入っているかどうか？

最初の理解はこの聞きやすい環境
これでなくてはいけないと思います
まったくわかりませんからね

さてこの後です
段々真剣さがなくなってきます
となると自分の形に戻ります
これでは教えた意味がありません

僕は教室なんかやるからわかるんですが
初対面の選手達に対して
『こいつは面白いヤツだ』
そう思わせる指導を心がけます

例えば投げたときにグローブを胸に
そういう指導をしたとします
最初はやるけど段々やらなくなります

『グローブ胸だよ』
そんな風に言っても聞きません

集合をかけます
さっきとは豹変
『しっかりやれこのやろう』
的な態度に変わります

これを何度か繰り返します
何度もダメ出しします
質問なんかでませんよね
聞きにくい環境なんですから

でも選手達は意識します
グローブ胸に率があがります

で・・この後またニコニコに変わるんですね
聞きやすい環境です
こうなると良い質問が出ますよね

聞きにくい環境では
嫌々やっている選手もいるし
やらされてる感もある
だけどやるべき事はやっている

中にはその間
自分で考えるようになる選手もいる

スタッフが３人くらいいれば
それぞれの役割でやれば良いんですけどね


恐い人・優しい人・動ける人
例えるならば　お父さん・お母さん・お兄ちゃんみたいな


大人は自分の育ってきた環境から
それは想像つくでしょう

聞きやすい環境だけでは
人は甘えてしまいます
僕ら大人もそうですよね


まあまた聞けばいいや
そんな感じになる

聞きにくい環境だけでは
自分の意志とは関係なくただやるだけ
その時にしかやらない　

聞きやすい環境と
聞きにくい環境
どちらも同じくらい大事なんです