梵人のススメ

大藤さんのところへお邪魔したとき２番の子を見る時間がありましたのと掲載されている写真が抜群なので、少しコメントしてみます。

そもそも２番は体のバランスがとても良い選手だと思いますし、長距離砲ですよね。

私の印象では体を捻るというよりは体の回転で打っているように見えました。
　　ですが、監督のおっしゃる通りフィニッシュのところで伸びあがっているように見えます。しかし、そもそも２番のスイングは伸びあがるスイングシステムでは無いので、
”なんで伸びあがっているように見えるのだろう？”
と私も考えていました。

構えの段階では写真２枚目のように重心が中央付近にありバランス良く立っています。
そしてテイクバック（バックスイング）は写真１枚目にあるように、重心が右足の上に上手にシフト出来ています。右足を中心にやじろべえのようになっていますよね。
しかし写真で見ると解りにくいのですが、２番は思ったより上半身の前傾が深いのです。前傾が深い分、左足を背中の方に引いたり、頭を背中の方に引いたり、右脇を開きバットを早く寝かせたりして、必死にバランスしています。
わたしは結構このテイクバックは好きです。

そして３枚目のインパクトです。
２枚目の構えでは彼の左腰のベルトの位置は　隣のチームのヘルメット＆バットケースの黒い横板付近です。（その隣の赤い枠のようなものの上辺付近）
３枚目のフィニッシュでもベルトの位置は大きく変わっていません。
しかし２番ヘルメットの天辺はケースの青い横板付近から（２枚目）、ケースのヘルメットの天辺（３枚目）まで伸び上がってしまっています。
さらに２枚目ではビール腹のようにベルトに乗っかった腹が
３枚目では解消されているように見えます。

これはスイング中に体を起こしていることを証明しています。

背骨と骨盤の位置関係がロックされておらずフリーな状態になっていることにも起因しています。
構えと前傾を調整してあげれば、すぐホームランバッターになると思います。

今日雨が止んだら午後に虹ささにお邪魔させていただきたいと思います。

荒川さん今日はありがとうございました

２番の件
そうです　問題は前傾です
ですがなぜ前傾になるのか？
というところが根本的な問題だと思います

で・・・今日やったバッティングになるんですが

結局スタート地点が悪いんです
前傾になってしまう現実と
それを立て直そうとする気持ち
それが伸び上がりを生んでるのではないかと思います

以前彼にバットを立てて
そのバットと同じように姿勢を正せ
そういう風に指導したことがあります

元巨人・横浜の駒田選手の感じで
それよりももっとバットを身体に近づけた感じ

彼はもともと空手出身ですので
捻るとか回転が得意な選手ですが
体重移動がイマイチ上手くできません
その体重移動を省いて真っ直ぐのまま打ちに行け

ちょっとわかりづらいですが
そんなことを試したことがあります

捕手の方に重点を置いていたので
その指導はやりきれませんでしたが


僕は１番上のテイクバックはダメだと思います
ここからは修正できない
彼は前後・左右幅広いポイントで打てるはず
荒川さんの言うように
身体がちっちゃくても長距離砲になれる
かつ　アベレージも残せるはずの選手です

理想を言えば西武の中島選手のような感じにしたいです