先日 荒川さんの指導を学びたくて
浜松までコウスケを連れて行ってきました
荒川さん お世話になりました
これからもお世話になります
ブログのコメントを見てもお分かりの通り
今までの方の指導とは異質
分野は違えど一線でやってこられた方です
野球やソフトの固定概念にとらわれず
身体の使い方を分析して
ここがこうだからこうなる
そういうことを教えてくれます
僕は経験者であるがゆえ
感覚的に物事を教える事が多い
その部分も必要とは思いますが
ただ すごく新鮮で刺激をうけます
この前大藤さんとの試合のとき
コウスケが代打で
すばらしい当たりを打ちました
気持ちの問題
そう思っている方も多いでしょうが
その時の話を聞くと
君のスイングはこうだから
ここに来たら思い切り振りなさい
そうしたらあそこに飛んでいくから
この日遊びに来てくれた荒川さんは
コウスケのバットスイングを指導してくれてました
その結果捕られたものの
左中間にすばらしい当たり
今までにない当たりでした
その当たりに周りは賞賛の嵐
しかし本人の顔はパッとしません
僕がハイタッチを求めると
『あ~捕られちゃった~』
と残念そう
目的が違ったんですね
彼は抜けるはずだと思っていた
それは荒川さんの指導によって
そういう気持ちにさせられた
そんな気がします
気持ちの問題・・・・
よく出てくる言葉ですが
技術を伝える事によって
気持ちが楽になったりノってきたり
そういうことで大きく変わる
ただ褒めたり励ましたり
叱ったりするだけではダメだ
ウチの選手は精神的に弱い
そんな愚痴を言っている暇があったら
そうならない方法を監督が見つけるべきですね
あの日の3試合目。
素振りをしていた、2人のうちの一人10番も気になっていました。
一生懸命、連続素振りをしています。ちょうどベルト付近にいつもバットが出ています。毎日素振りをしているのはスイングが物語っています。
彼に聞いてみました。
”ところで君はなんのために素振りしているんだ?途中で出てヒット打てばいいの?”
彼”途中で出て、ホームランを打てばいい。”
”ふーん。じゃあ今日おじさんにダマされてみる?レフトにホームラン打てるよ。”
彼”えっ。ダマされるってどうすればいいの?”
”まず監督に、今日は打てるからピンチヒッターで使ってください。
って言ってきて!”
彼”わかった。”というやりとりの中、
試合開始からの30分ミニレッスンが始まります。
30分で治せる彼のポイントは3点。
①インパクトの寸前の左右の手首の入れ替え時にバットがボール半個 分、下を通る。
②左股関節がスイングの反作用で逆に力が掛かる。
③いまのスイングで打てないコースがある。 でした。
その対策として
①スイングのフィニッシュを肩口から後頭部に取り スイングを、特に手首の左右入れ替え時に、軌道をレベルでフラットにする。
②股関節をフリーにするために、左足つま先をステップの際に 1塁方向を向いているのを2塁方向までねじってやる。
③ボールがどのコースに来ても、自分の打てるコースへバットを振る。 でした。
彼は30スイングもしないうちにすべてのドリルを完成させます。
彼のスイングを大きく変更しているわけではないので彼にも違和感が無いのでしょう。
そしてついに彼の打順。
結果は”ホームランが打てなかった。”です。
”捕られちゃった。”という彼に
”でもナイスバッティングだったぞ”と声をかけたものの。。。
私も無茶苦茶 悔しかったです。
30分ダマされてくれた10番に恩返しができなかったから。。。
後日、まきパン監督に”彼ら”を追加で指導させて欲しいとお願いすることにしました。
荒川さん
『今日は打てるからピンチヒッターで使ってください』
これを言う事だけは完全に忘れていたようです(笑
今日も練習でしたが
なかなか1人に指導はできない
これが現状です
しかしスイングはこの前見てもらって
『こうすればいい』というのを
彼なりに意識している様子です
まだ間違っている部分はありますが
彼の中に迷いがないので思い切って振れるようです
今日は僕が投げて紅白戦をやりましたが
見事にセンター前に打ち返しました
荒川さんのきっかけで
またソフトが楽しくなってきたようです
明日は浜松ドルフィンズさん(女子)と練習試合です
彼にまたチャンスを与えようと思います
これからもよろしくお願いいたします
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