ヒーローにしてやりたい

ソフトボールや野球というのは
必ずしも走攻守が揃っていなくても
ヒーローになる可能性を秘めている

今五年生2人をレギュラーではなく
代打で起用することにしている
実力的にはギリギリレギュラーになるかならないか
そういう実力ではある

しかしこの二人には
守備・走塁・声はどうでもいいから
とにかくバッティングをと意識させている

親御さん、選手本人からしたら
なかなか試合に出られない
その辛さはかなりあると思う

しかし僕はこの二人を
何としても試合のヒーローに1回でもしてみたい
毎回少ないチャンスではあるが
そこできっかけを作った段階で
スタメンとして使ってみたいと思っている

一つの事に自信を持つことで
他の事に余裕が出てくる
そういう気持ちがある

1人は先週とは明らかに違った
打席に立つのが楽しみでしょうがない
そんな風に思えた

もう1人はまだまだ不安が大きいようだ
先週良い当たりを打っているだけに期待したが
やっぱり結果が大事

彼の先週の当たりが抜けていれば
今日スタメンで使ってみたかった
しかし打球は抜けなかった

エラーでも何でも良い
とにかく結果を出すしか自信のつく方法はない
自信とは「自分を信じる」と書く

チームプレーではあるが
打席では1人
自分を信じることができたとき
不安なく打席に立てる
いつも通りにプレーできる

自信をつけさせるための
結果を演出する

ヒーローは最初からいない
ヒーローを作ることが監督の大事な仕事だと思ってます

なんとかしたい


この記事へのコメント
先週の試合では大変お世話になりました。ありがとうございました。

朝着くなり楽しみにしていました、背番号17を探したのですが、見つかりませんでした。辞めちゃったかと思っていました。     いつも試合中に一生懸命アップしている彼。 他人とは思えないあの体格。私は彼には特別にがんばってもらいたいと思っています。
実は彼に試しにやってもらいたいことがあったのです。それは”なわとびで素振り”でした。彼はスイングの時に手繰りが強いのでスイングの開始からインパクトまでの時間がチームで一番短いのです。しかし短い時間のため本人に違和感がありスイング自体を自分で遠回りさせてしまう傾向にあるのです。本人は3拍子で振っているのですが、彼は2拍子で十分なのです。そこでなわとび。なわとび素振りは3拍子になりにくいのです。

あの日の1試合目と2試合目はEASTMAXさんの選手ばかり見ていたので解らなかったのですが、3試合目にベンチの端っこで素振りをしている選手が2人。目にとまった背番号3。手首の強いスイングしてます。本人に聞いてみました。”君背番号17じゃなかった?”
彼曰く”はい。そうです。”
うそー J-LAMEさんシーズン中に背番号変わっちゃうの?
遅かった!2つくらいドリルをやってもらいましたがいきなりバットが立っちゃうスイング短時間では修正は無理でした。
飛球線に対してスイングアークがクロスするとミート率が落ちるのです。
でも毎日素振りしているのか、良い方向ですよ。
①なわとび素振り
②肩口からのショート(ハーフ)スイング
やってみてください。なわとび持って行ってたんですけどゴメンなさいね。
Posted by 荒川 at 2011年07月02日 22:27
荒川様

アドバイス兼ねたコメントありがとうございます。先日の試合で背番号変わっていても覚えて頂いた事も息子はすぐいいました。スイングだけで…すごいですね。

5年生のわりに体は大きく周りからは『いいわね~』と言われるもあまり得したこともなく現実は厳しいです。
ものすごい怒られても試合中素振りし続けても、吹っ切っているようです。監督ののせ方が上手いんだと思います。

明日も練習ですが、早速なわとびもたせていきます。周りにききながら練習しようと計画してます。

いつかは、おおっ~!!と言わせる出来事をこのブログに載せて頂けるように練習に励みたい親子です。ありがとうございました。
Posted by 背番号17or3 at 2011年07月02日 23:53
荒川さん
こちらこそありがとうございました
審判をやっていただいたうえ
指導までしていただいて恐縮です

彼ら2人
ここ最近ではチームで1番振っていると思います
以前までは試合中に同じことをやらせても
今ほど真剣にはできませんでした

マスコット・3号バット・実際に打つバット
3種類のバットを振らせていますが
練習では1kgのバットでも
ヘッドが下がらないようになってきました

『とにかくバッティング』
この監督の考えのもと
これらのバットを1試合2試合振り続ける
並大抵のものではありません

たいしたものです

そこまで振る体力がついてきましたが
細かい技術面は指導しておらず
先日の荒川さんの指導はありがたかったです

個人的に指導できたとしても
荒川さんほど細かく指導はできません

『縄跳びスイング』
存在は知ってましたし
自分でもやったことがありますが
取り入れようとは思っていませんでした

もう一度見直してみようと思います
また僕にもご指導願いたいです
Posted by まきパン at 2011年07月03日 03:54
今日は17番さん

今日の彼は別人のようでした
技術どうこうよりも
すごく前向きに見えました

試合が終わった後
彼に話を聞くと

『ゴロじゃなくてフライのホームランが打ちたい』

目標が明確でした
質問からすぐ答えが返ってきましたから

なかなか出場機会が与えられず
本人も悔しい思いをしているとおもいますが
試合中にスイングするというのは
彼らにとって家で振るよりも
一本一本の真剣さが全然違うと思います

真剣にスイングできる時間を長く
これが僕の狙いでもあります

打撃に専念

この考えの裏には
カバーリングが彼ら2人に
染み付いてきたからこれができる
というのがあります

守備はどうでもいいと言いつつも
実際にはやはりできなくてはいけません

守備に関する考え方としては
カバーリングができれば全てができる
そういう風に考えています
誰でもできることであり
しかしなかなかできないカバーリング

彼らのカバーリングは
強豪チームに劣る事のないくらい
キッチリやっていると僕は思ってます

捕球や送球が上手い選手たちでも
大体はめんどくさいから手を抜く部分ですからね

彼らにとって足りないのは『自信』です
それをバッティングでつけさせてやりたい
彼らがいつもできるカバーリングができないときは
他の部分の不安が押し寄せているとき
だから身体が動かなくなる

バッティングで結果が出れば
自分たちが既に当たり前としてやっていること
それが当たり前にできるようになります

ソフトボールは1球でもヒーローになれます
例えば大事な場面での代打
思い切り振りぬいたボテボテのゴロ
それが得点につながればヒーロー
相手がエラーして試合を決めてもヒーロー

それが結果です

運任せのようにも思えますが
本気でやっている選手にしか
その運はめぐってきません

荒川さんは科学 僕は非科学

試合で1回でもヒーローになる
この成功体験を積み重ねる事
それが全てにつながると僕は思ってます

気持ちがない 声がでない
問題はそこではありません
なぜそうなるのかを考えて
ヒーローを演出するのが僕の仕事だと思います

今日は彼にとって新たな一歩だったとおもいます
よく頑張りましたよ
Posted by まきパン at 2011年07月03日 04:16
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